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2013年6月22日土曜日

いとなみの自然布展

昨年に引き続き、いとなみの自然布展にいってきました。
自然布とは「山野に自生する草や木の皮から糸をつくり、布を織り出したもの」具体的には、苧麻、芭蕉布、大麻、葛布、藤布などをいいます。

自然からいただいた材料、草の茎の外側にある繊維や、木の靭皮繊維で、気の遠くなるような手間と時間をかけ、細い糸をつくって布に仕立てていきます。

糸をつくることを、 綿やウールは「手紡ぎ」といいますが、自然布は「手績み」といいます。さらに芭蕉布と葛布は「結び」で、大麻やしな布は「撚り」で、つなぎます。

今回、レクチャーは、大麻、葛布、羽越しな布を聞いてきましたが、それぞれの繊維で布を作る方々の話からは、日本の失われそうな文化の継承の重要性、その繊維の存在意義が伝わってきました。

毎日、私たちが便利さや快適さから手軽に選んで使っている物、少しずつが大きな流れとなって歴史の流れを変えているのかも、と思うと物の選び方に新たな視点が加わります。たぶんそれは布だけじゃなくて様々なものに共通することかと思いました。


●大麻布
草を干し、水につけてから皮をはいで糸をつくります。日本では、一億二千年前の遺跡から発掘されるほど昔から使われていたのですが、戦後の工業化の波に負けてしまったと言われています。ちなみに、1962年に法律で「麻は苧麻と亜麻」と定められるまでは、大昔から「麻は大麻」を指していたそうです。夏はさらっと、冬は暖かいという日本の風土にもあっている布です。


大麻というと危険なイメージですが、魔除けやお清めの力があり、昔から神事には欠かせないもので、現在も免許を受けた地域で栽培されています。績む(うむ)ことの出来る方は現在数人。しかし最近は、人気が高まっているそうで、績むための講座が少しずつ行われているようです。


●葛布


植物の葛の茎の靭皮繊維を糸にして織り上げた布です。古墳時代から作られている布です。強靭で通気性のある素材で、羽織や袴などに用いられてきましたが、洋装化により需要が激減してからは、壁紙として輸出されていたそうです。
着尺、帯、ジャケット、バッグなどに仕立てられています。
●羽越しな布

シナノキ(根元15〜20センチ)の皮を剥いだ物を糸にしていきます。糸づくりから織りまでは、22の行程を1年の歳月かけて仕上げていきます。縄文の昔から存在している布、日本最古の織物といわれています。使われるほどにしなやかな風合いとざっくりとした味わいが増してくるそう。丈夫で水に強いので、昔は仕事着や、米袋、漁網に、今は帯時や日傘、バッグに仕立てられています。
(写真下、このシナノキから糸をつくっていきます。固い...)

2012年11月29日木曜日

オヤ トルコの縁取り

「トルコの伝統的刺繍とオヤ&ビーズの縁飾り展」をみてきました。縁取りも刺繍もたくさんあって、「かわいい〜」という言葉がたくさん飛び交っています。

無料のワークショップで、ビーズの縁飾りの作り方を教えてもらいました。基本はかぎ針。でも糸が細かくて慣れるまでが少し大変でした。でも、かわいい!それらしい形が出来上がりました。また色々とためしてみたい気分です。

2012年11月24日土曜日

キエプテン体験

フィンランドのバイキング時代から使われている道具「キエプテイン」という木製の道具を使って、ひもを作るというワークショップに参加してきました。
道具はシンプル。昔やったリリアンにも動作が似ています。でも、この「バイキング時代」と「フィンランド」に強く惹かれます。ビーズを編み込んで素敵なブレスレットもできるので、色々と試してみます。原理はみな近いんだけど、国によって色々違って面白いですね。

2012年9月30日日曜日

藍染めの科学

区の科学館で開催した「藍染めの科学 インド藍を用いた濃色一回染め」という授業を受けてきました。インド藍がビニールの袋に入っていて、その中に布を入れて染めることで手を汚さずに完了します。
藍は空気に触れると酸化してしまうので、そのビニールの素材が重要なのですね。還元、酸化、藍染めを科学的な側面から理解することができました。染めたのは、手ぬぐいと、風呂敷の布二枚。折り紙のように織って糸をくくるのですが、柄の出方が未知なので、そこでかなりの時間をとってしまいました。理科の実験室のような部屋で、白衣の先生からの授業はとても興味深いものでした。

2012年9月27日木曜日

綿の花が咲きました

壮大な計画のもと(笑)に育て始めた綿の花がついに咲きました!うちは日当りがいまいちなので、遅咲きだし、花の数が少ないような気がするのだけど、まずは最初の一歩。ひとつでも綿ができたらいいなぁ、コットンボールをみてみたいなぁ。
あともうひと辛抱です。

2012年9月26日水曜日

現代風もんぺを作ってみる。

シャツ、スカートに続き、織った布を仕立てるための型紙は常時探索中。今回は、福岡の「うなぎの寝床」というお店で販売している「現代風もんぺ」の型紙にトライしてみました。着丈幅の布からできるというものです。
サイズは、S(スリム)、N(ノーマル)、W(ワイド)とあって、まずはスリムから試作。男性用かとおもいきや、スリムサイズは私にぴったり。しかも形がおしゃれ。部屋着だけじゃなく、ちょっとした街着にも大丈夫そうです。今回は、半分パッチワークの生地、あと半分を無地の生地で仕立ててみましたが、いろんな生地(ウールとか、スウェットとか)で試す予定です。

2012年8月5日日曜日

藍の生葉染めの糸でカード織

区の講座の後半は、藍の生葉で染めた毛糸でカード織をしました。
カード織は、ミイラの古墳から発掘されるくらい昔からの技術。木と自分の体を糸でつなげることで織り機になります。ピルタナウハ織の時は櫛状のものに糸を通すのですが、カード織はその部分が厚紙に4つ穴をあけたカードを重ねた物。この違いとカードを回す事によって複雑な柄を織る事が可能になります。
実は数年前にはまって、何本か作ったので経験済みでしたが、先生が違うとまた教えてもらえることも少しずつ違うので勉強になりました。

2012年8月4日土曜日

スカートを試作

大量に布が販売されている今の時代は、布ありきで使い方を決めることが多いのですが、私たちのように少量を織る物は、最初に何を作るかを決めて、糸の材質、量を計算をします。なので、作るアイテムの型紙は織る前から必要....となると、作ることのできるアイテムの型紙探しは重要。

新しくできた布屋さんに入ったら、型紙で作った洋服を実際に試着ができました。実はこういうサービスは普通の布屋さんにはめったにありません。色々試着してみたら簡単そうで奇麗な形のスカートが。布を購入するとタダでくれるというので、買ってきました。「リバティプリント」のスカート。少々お値段は高かったけど、夏にはちょうどよい涼しさです。

実はこのスカートは二時間で完成。型紙も正確には型紙でなくて仕様書でした。布を一ミリたりとも無駄にしたくない私たちにとっては、無駄な布も出ないという優れもの。こういうアイテムを少しずつ増やしたいところです。

2012年8月3日金曜日

綿を紡ぐ



たまたま近所のカフェで「綿を紡ぐ」講座があって、もちろん!参加してきました。
コットンボールから種をとる「綿くり」。綿繰り器でクルクルまわすと種と綿の部分がきれいにわかれます。次は繊維をそろえる「綿うち」という作業。今回は綿打ち弓を使用。そしてようやく「紡ぐ」作業に。スピンドルを使いました。

羊毛は紡いだ事があったので、楽勝かと思いきや、綿はさらっとしているために指から逃げやすくすぐに切れてしまって難航しました。布団屋さんでは、紡ぎ用に布団綿を売ってくれるところがあるそうで、練習用に少し分けてもらってきました。練習します!


2012年8月1日水曜日

藍の生葉染

「藍の生葉で毛糸を染め、カード織で夏色のベルトをつくる」という区の2回講座があって、早速参加する事に。区で育てた藍の葉っぱは寸前に虫に食われてしまったようで、虫食い状態でしたが、葉っぱをむしってミキサーに入れてしまえば問題なし。藍染は通常は藍瓶ですくもをたてて行うので、なかなか敷居が高いのですが、こちらは本当につけるだけで簡単。思ったよりきれいな色が染まりました。

両端の丸は、蛇腹状にした布を洗濯バサミの丸い部分ではさんで、あとは輪ゴムでつまみました。楽しかったので、来年にむけて自分でも藍を育ててみたくなりました。後半はまた後日。

2012年7月7日土曜日

大麻(合法)です。

綿についてのレクチャーがあると聞いて、「いとなみの自然布展」という展覧会にいってきました。自然素材から作った糸や、布、着物などが販売されていましたが、中でも驚いたのは大麻。え?これは本当にあの大麻なの?と問いただしたのですが、都道府県知事の許可のもとで栽培しているそうですね。大麻は、罪咎穢れを清める力が強いと言われていて、お祓いの場や、大相撲の横綱などにも使われているんですって。写真は、茎なのですが、これを紐状にしてアクセサリーを編んだものが売っていて、ちょっと固めだけど素敵だったので作ってみようかな、と、興味本位で買ってみました。

2012年4月12日木曜日

オーガニックコットンー紫!

縦縞を強調した黄色でしたが、今度は大きめのチェックが出来るような柄にしてみました。紫も渋いいい色です。こちらも肌触り抜群です。外すのを忘れて一日中していたりもします。

2012年4月11日水曜日

オーガニックコットンー黄色!

オーガニックコットンのマフラー、人間が装着するとこんな感じです。生地は厚すぎず、でもほんのり暖かみのある、安心なマフラーです。色柄はまだまだ検討中。次は紫です。

2012年4月10日火曜日

春のショール


先日仕上がった強撚糸を使った麻のショールをするのに、いいシーズンがきました。
クシュクシュっと首に巻き付くものの、肌触りはサラサラ。春先の急な温度変化にも安心です。

2012年4月9日月曜日

ピルタナウハ織


織物をはじめてから、いろんな国の織物や、織り方そして織り機に興味をもつようになりました。日本にいながら、ナバホ、スウェーデン、イタリア、インドネシアなど、それぞれの織り方を教えてくれる色々な先生がいて、研究好きなのでこれまでも興味深く習ってきました。

今回は、フィンランド人が教えてくれる「ピルタナウハ織」というものを習得しに。
簡単な木でできた筬と、自分の体、そして机の足が一体化する事で機になります。用途としては民族衣装をとめるベルトや、靴ひも、かなり頑丈な紐が出来上がります。セッティングから出来上がるまでも簡単なので、手軽に織を楽しむのにはおすすめ。

各国の織物は、たて糸とよこ糸を交差させて作るものという基本は共通。必要に応じて作られるため、用途の違いが道具の違い。色んな違いを比較検討して、生活様式の違いを想像するのもおもしろいものです。


2012年3月30日金曜日

オーガニックコットンマフラー完成。

春に間に合いました。オーガニックコットンのマフラーです。
縞模様を中心に、ボーダー、チェック、色んな柄が入ってます。

この糸、「がら紡」といって、やわらかく紡がれていて、とてもふわふわしてます。綿なので薄めに感じますが、長めに作ったのでぐるぐる巻きにするとかなり暖かいです。暖かい上に綿なので熱すぎなくて肌触りもチクチクしません。いろんな意味で快適。

どうやら、洗剤なしの食器洗いにも使えるし、もちろんタオル代わりにも使える。急に温泉にいきたくなったり、汗をかいちゃったときとかにも使えます。あと赤ちゃんのオムツにも。(笑)

特段、ロハスとかオーガニックとかこだわるほうではないのですが、これは出会えてよかったなぁ、という糸。他の色柄をたくさん試したくて毎日糸を眺めてます。

2012年3月27日火曜日

実験結果。


というわけで、なんとか織れた強撚糸の麻のショール。恐る恐る水につけてみました。
そしたらすぐにシュルシュルっとうねりがでてきて、あっという間にウェーブのあるショールに仕上がりました。出来てみると、織ったときの苦労が報われますね。今度織るときにはもうちょっと工夫してなんとか苦労しないようにしたいものです。強撚糸って面白い!

2012年3月26日月曜日

次の研究糸!


ものすごいナチュラル嗜好というわけではないのですが、やわらかくて気持ちのよいものや、本物が好きです。オーガニックコットンは、いままでも気になっていたのですが、どうやら色付きの糸が販売されているという事を知り、ためしに何色か買ってみる事にしました。本当は2色にしようと思ったのだけど、やっぱり我慢でません。6色そろえました。到着するまでが楽しみ、箱を開けてみて楽しみ、それから作って装着するまでが楽しみ。一つの糸に色んな楽しみが待ってます。

まずは春物のマフラーを織ってみるつもりですが、糸が切れやすくてひょっとしたら難産になるかも?という危険をはらみつつ、織柄研究にいそしむのであります。

2012年3月25日日曜日

活動家Aさんの作品より


先日、研究していたサマー&ウインターの布をティッシュケースに仕立てたAさん。
きっちりできていて、なんだかとても品があります。蛍光色に近い黄色がアクセントに入っていい感じです。

2012年3月24日土曜日

実験好きなNより


研究も実験も好きなNは、強撚糸を使って麻のマフラーを織ってます。もう春ですからね。この強撚糸はなにかと言うと、強い撚りがもともとかかっている糸。これをかかっていない糸と一緒におって水をかけると、撚りが戻ってクシュクシュとナチュラルな感じのウェーブがでるそうです。ざっくり言えば、ゴムと普通の糸みたいな組み合わせ。糸が細いので思ったより難関な課題でしたが、実験後(水通し後)を楽しみにしてがんばりました。水通し後はまた後日。